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CASE STUDIES & OTHERS

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名刺代わりのTシャツ

  • m-naito5
  • 6月27日
  • 読了時間: 2分

今、この記事を書いている私の傍らには、Tシャツが1枚。

加藤煙火のオリジナルTシャツ―――今回の記事の主役はこのTシャツだ。

今日はまじまじと見てやろうと思って、こうして広げている。

私はこのTシャツを結構気に入っている。


小さく整然と並ぶKATO FIREWORKSの文字。

カトー、ファイヤーワーク……

――へえ、花火屋のTシャツなんだ。

とちょっと意外に思いませんか。


花火=派手で賑やか、というイメージに反して、控え目なタイポグラフィ。

整然と並んだ文字、その間の余白が心地いい。

その隙間を、何か良いものがすーっと通り抜けそうな、そんな感覚。

(決して“ポエミー”って言われたくて書いてるわけじゃないですからね)


花火もまた、繊細に計算されたデザインの産物。

「私たちはデザインを生業にしていますよ」ということが、Tシャツからなんとなく伝わるんじゃないかと思っている。


もちろんTシャツの魅力は、プロのデザイン屋さんのお力添えあってこそ。私たちの思いに寄り添いながら、形にしてくれた一枚だ。名刺が情報の伝達なら、Tシャツは姿勢や意識の共有に近い気がする。


出勤前、バタバタと着る服をかき分けていると、このTシャツが目に留まる。

「お、今日は君だね!」そう思いながら袖を通す。今日もこのTシャツに背中を押されながら、会社へ向かう。



執筆者:内藤みのり

加藤煙火入社2年目。花火師ではなく事務職。新潟県長岡市出身。2児の母。趣味はスポーツ観戦と読書。文章は日課の犬の散歩中に浮かんでくることが多い。



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