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CASE STUDIES & OTHERS

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点滅2.0

更新日:2023年1月19日

点滅2.0とは

点滅2.0とは、花火製造技術の名前です。

従来、点滅花火は無二の輝きを持ちながらも、火薬の性質上「丸く大きく開く」ことが苦手でした。この弱点を克服させ、点滅花火に迫力を授けてくれる技術が点滅2.0です。


点滅2.0のストーリー(本当は珍道中)

当初、時間さえあれば研究開発が進むと無垢な期待を膨らませていましたが、花火を打ち揚げる機会が技術の進歩にどれほど重要なことかと気づかされました。

少しずつ改良を重ね、コロナの隙を見て打ち揚げ、かと思えばまたコロナが幅を利かせ、クラウドファンディングで約束したスターマインとしてお披露目できたのは2年と3カ月後の2022年7月でした。

点滅2.0 蒲郡まつり納涼花火大会
点滅2.0のテクノロジー

点滅花火と点滅2.0は別のものです。ここでは点滅花火の理解のために、打揚花火の構造からご案内します。

打揚花火は大きく分けて三種類の火薬で構成されています。一つ目は打揚筒から花火玉を発射する打揚火薬(うちあげかやく)。二つ目が上空に打ち揚げられた花火玉を爆発させる割薬(わりやく)。三つめが割薬で飛ばされ、色とりどりに光る火薬「星(ほし)」です。

点滅花火とは、三つ目の火薬「星」が点滅する花火のことです。


点滅花火の性質


点滅花火は特殊な火薬が燻(くすぶ)る性質を利用しているため、通常の火薬では実現不可能な、明るくなったり暗くなったりを繰り返す効果が得られます。

反面、燻っているので燃焼が弱く、花火が丸く大きく咲くように上空で勢いよく開かせると、空気抵抗に耐えられず星の火が消えてしまいます。そのため、「①点滅花火では上空で弱く開かせる(=丸く大きく開かない)」か、「②上空の花火が半分以上開き、飛ぶ星の速度が下がってから点滅させるか」の二択しかありませんでした。(それでも十分に美しいのが点滅花火の特徴でもあります。)


点滅2.0の製造技術の要点


点滅2.0は、従来選べなかった「③開いた瞬間から点滅し、丸く大きく開く」という第三の選択肢を点滅花火に与えてくれる技術です。

点滅花火の特徴は、明と暗を繰り返すことと、明が通常の花火の何倍も明るいことの二点です。これを火薬の燻り以外の方法で実現したのが点滅2.0の技術です。

点滅2.0では、通常の火薬を使いながら明暗差が大きくなるよう原料薬品を調整し、さらに星の成型方法も改良し、明暗差の効果を高めています。


点滅2.0で得られる効果


開いた瞬間から点滅し、丸く大きく開く。このインパクトは点滅2.0にしか成しえません。

ある程度広がった後でなく、開いた瞬間から点滅するのです。それはまさに、まさに…


…ここはひとつ、何やらすごい効果が得られる点滅2.0、と思って下さい。


点滅2.0のこれから

技術展開


点滅2.0の定義をさらに正確にすれば、星の製造技術の名前と言えます。この点滅2.0を使用すれば、何種類もの打揚花火をつくることができます。また、花束や特殊効果など、打揚花火以外にも展開できます。


製品展開


今後、点滅2.0の技術を用いた花火には、「Powered by 点滅2.0」と表記します。そして、2020年春から点滅2.0と呼んで来た、点滅2.0の技術を使って最初に完成したこちらの花火を、本日から「凜(りん)」と命名します。

10号 昇り小花付き 芯入 凜 Powered by 点滅2.0
呼び方について

「点滅2.0」と「点滅花火2.0」は同じものです。研究開発開始当初から、意識して「点滅花火2.0」と記載していましたが、口語ではついつい「点滅2.0(てんめつにぃてんぜろ)」となります。発音もしやすく、記載もしやすいので、今後は点滅2.0と記載します。指すものは変わらず、そう、技術の名前です。

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