土浦全国花火競技会 エントリー
- m-naito5
- 7月11日
- 読了時間: 2分

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画像とタイトルが全く一致しないですよね。
よろしければ最後までお付き合いください。
花火の競技大会
花火師は大会のために特別に花火玉を制作し、打ち揚げられた花火玉で、表現力や技術を競い合う。加藤煙火も11月に開催される土浦全国花火競技会にエントリーしている。
出品する花火玉にはタイトルをつける必要がある。
7発揚がる5号玉のテーマは「きのこ」だそうだ。
私は作り手ではないけれど、社内でタイトル案を募集していたので、考えてみることにした。イメージイラストとにらめっこ。
きのこ、きのこ、きのこ―――
黒い森の中を、次々と方向を変えながら疾走している私の視点。景色がびゅんびゅんと過ぎていく。やがて視界がパッと開ける。そこには、月明かりに照らされた色鮮やかなキノコ(毒?)がしんと佇んでいる。イメージが広がる中で、いくつかのタイトル案が頭に浮かんだ。
「森が隠した罪」「魅惑のポルカドット」――
(途中でこれは花火のタイトルだったと思い出して)「宙の森、きのこ咲く」
さて、これはまだ打ち揚げたことがない花火のテーマ、きのこ。
想像だけがぐんぐん膨らんでしまったので、実際に11月に映像で見るのが楽しみだ。
空想と現実の境界がゆらぐ
翌日、会社の敷地内を歩いていたら、真っ白な小さなパラソルが立っていた。
…と思ったらきのこだった。きのこの生えている半径15㎝だけ、空気が違う。
なんだか昨日の私の空想の片鱗が、現実世界に迷い込んできたみたいだ。



執筆者:内藤みのり
加藤煙火入社2年目。花火師ではなく事務職。新潟県長岡市出身。2児の母。趣味はスポーツ観戦と読書。文章は日課の犬の散歩中に浮かんでくることが多い。




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